突撃となりの異次元!有利編








こんにちは。コンラッドを口説こうの渋谷有利でっす♪

最近、良く囁かれるのが、おれがコンラッドを押したおすのが、無謀だって言うんです。
相手は、80歳以上年上で、おれより身長も頭一つ大きいし、国一番の剣豪くんだし、・・・・夜の帝王だし‥。

でも、おれだって、魔王なんだぞーーー!

おれがコンラッドを お嫁さん にしたって良いはずだ!!


そこで、自分会議を始めます。コンラッドと付き合っているおれの皆さん、どう思いますか?

「はい、今日からママの有利です。おれとしても、たしかにアイツを押し倒したい気持ちはあります。
だって、おれ男だし。アイツこのシリーズだと、女性にもなれるし‥その、女性の時に‥一緒にお風呂
とかも入ったし・・次は、そういう関係になってみたいななんて、わきゃ・・おもっています。」

そうだよね!やっぱ、男だったら、コンラッドくらい美人なら、お嫁さんにしたいよね!

「でも、おれの所は女になるけど、お前の所は夜の帝王だろう?おれも、男の時は絶対に押し倒せないよ?
つーか押し倒されているし…それでも、おれ・・幸せだな (^^)」



うう…では、次に、美女と野獣の有利さん。

「え?今この時点のおれに聞く?おれって、いまコンラッドと離れ離れなのに!
あお〜〜〜ん、こんらっどぉぉ!!!」

すいません、美女と野獣の有利さんは、ケダモノになって走り去っちゃいました。
聞いちゃいけませんでしたね〜?



では続いて、年下の彼の有利君。おれの中での最少年の9歳です。

「は?コンラッド?確かに可愛いけど、あいつはおれの親友だよ?それに年下だし、お嫁っておれ
まだ9歳だし…。」

なに??このお子様には、コンラッドの色気はわからないのか?

「…アンタいくらおれでもおかしいんじゃないの?アイツまだ7歳だぞ?色気ってなに?たしかに、
最初は女の子に間違えちゃったし、そりゃ、キスした時に、ちょっとドキドキしたけど・・」

なに!?9歳児の癖してもうコンラッドとキスした?なんてマセガキだ!

「うるさいな?、とにかく、女の子より可愛いけど、アイツはおれの一番大事な親友なんだからな、
変な事いうなよ!」
プンスカ怒って、有利君退場。



えっと、堕ちて来いの有利さーーん、おれの中で一番年上、22歳ですね。

「ふふん、おれは既に結婚しているもんね!!しかも、コンラッドは妻だよ‥つ・ま!」

おぉぉーーせんぱい!どうやったら、おれもコンラッドを妻に出来ますか?

「うーーん、やっぱり、まずは男として意識してもらえるように、体を鍛え、魔王業を着実にこなして
ゆくことだね。やっぱり、コンラッドに守ってもらうだけじゃ、男としてみてもらえないからね。」

“〆'▽'*) サササッ な・・なるほど。

「おれは、アイツをおとすまでに5年掛かったし、それでも手ごわかったな?。」

5年!!

「なにいっているんだよ、アイツに見合う男になるには、そのくらい必要だろう?」

たしかに、相手は元プリ殿下・・手ごわいデス。


「あ‥あの、ってことは、アンタは男のコンラッドを押し倒したわけですよね?」
「あぁ、お前の所は女になるのか?でも、ヤッパリ男なんだろう?男の姿でも愛する覚悟がなくては、
アイツの横に立つ資格なんてないぞ。アイツは丸ごと幸せにしてやる覚悟がなければ、手を出して
良いような男じゃない。」

「「おおお!!!」」←今日ママと口説きシリーズの有利さん、おもわず感動!!

お…おれ、がんばります!きっと、コンラッドをおれの嫁にっっ!

「おれは、コンラッドがお嫁に来てほしいって言うから…お嫁に行っちゃおうかな?」

な・なに!?

「まぁ、それでも良いんじゃないか?形はどうであれ、おれ達 渋谷有利は、ウェラー卿コンラートを
愛しているのは、変わりないんだし・・あ、おれもそろそろ戻るな。あいつを一人にさせたくないから。」
堕ちてこいの陛下退場。

「じゃぁ、おれも戻る。おれはゆっくり進むつもりだし、お前も、まずは付き合えるように がんばれよな!」
ママシリーズ有利退場。


……形はどうであれか?







「あれ?ユーリ来ていたんですか?どうしたんです?俺の部屋のベットに潜り込んで。」
「あ、コンラッド、おかえりー、おじゃましています・・・。」
「?ユーリどうしたの?なんか元気ないね。」

形はどうであれ…

「コンラッド・・おれね、コンラッドが好きなんだ。」
「……はい、知っています。」

コンラートの瞳が、少しだけ真摯な光をともす。

「うん‥今はそれだけでいいから…知っていてね。」
「はい、わかりました。」

コンラートの腕が伸びてきて、そっと有利を包み込む。
この先どういう道を歩むかわからない…それでも――

彼を変わらず愛していけるなら・・それでいい。





2009年 11月23日UP
拍手に以前書いたものの、再UPです。