シャッフル番外編
性別をシャッフルしてしまった場合









魔族三兄弟編

もしも、魔族に実は似ているね三兄弟が女性になった場合。


「うわぁぁ!!!わた…わたしの胸・・むねがある!!」
「うわぁぁ、僕の胸が膨らんで!なんだ、この細い腕は??」

「へ〜、ヴォルフはあまり変わらないけど、グウェンダルは意外、けっこう美人だな?」
「何を呑気な!…って、コンラート?お前・・なんで男のままなんだ?」

「ふむ?やっぱり、俺には魔力がないからかな?」
にこっと、爽やかに微笑むと、窓も開いていないのに風が彼の前髪を攫ってゆく。
・・・・また、笑顔の技に磨きをかけたな・・・・。

「いつもいつも、コンラートばかりずるいぞ!何で毎回僕らが被害にあって、お前だけ無事
なんだ!?」
「そんな事云われても、それはアニシナに云ってくれないかな?」

それよりも?

コンラートは、スイッと ヴォルフラムの軍服に手をかけると、プチプチっと上着のボタンどころか、
下のシャツのボタンも外した。そして、スカーフで胸元を隠すと、これでよし!なーんていっちゃっ
ている。

呆気・・・・・・・。

「コンラート、おま‥おまえ、今?」
グウェンダルが、思わず指をさす?

「なんです?姉さん?・・・?あぁ、ボタン?だって、ヴォルフは体型があまり変ってなくて胸だけ
大きくなった感じだし、軍服がきつそうだったから?だって、胸がつぶれては、可哀相でしょう?」

だからといって、いきなり妹のシャツのボタンを外すなっっ!!


「うーん、グウェンは、肩幅も小さくなっているし、軍服がブカブカだから平気みたいだね?」

むにむにーー。

「あ、75のBカップ・・・うーん、一応乳吊り帯しておくかい?それともカップのついたキャミソール
にする?」

呆っ気・・・・・・・。

いきなり背後から抱きつくと、姉の乳をその大きな手で揉んだ!?とおもいきや、なんとバスト
サイズを目測というか?手測したのだった。しかも、なにやら詳しい・・・この男っ!?

「ヴォルフは65のDカップだから、乳吊り帯したほうがいいな。とりあえず、二人に合うような服と
下着を用意させるから、ちょっと待ていてくださいね?」


そういうと、コンラートは執務室から出て行った。


「おーーい、ヴォルフー?グウェンー?大丈夫か?」
有利が恐る恐る声をかけてみる。

ぼーーーぜん・・・・

「だめだよ渋谷…あの二人完全に呆然自失しているよ…まぁ、いきなり女にされたのも
ショックだけど、ウェラー卿の対応がもっとショックだったんだろうね。」
「コンラッドの意外な特技発見・・・さすがは夜の帝王、眞魔国一のモテ男。」

「あははは、隊長も気を利かせたつもりでしょうが?もう少し、空気よんでほしいっすねー?」



キーパタン。

「おまたせ、グウェン・ヴォルフ、これを着てね?‥あれ?二人とも、どうしたんだい?」
なんか魂抜けていますけど?

「「「あんたのせい、あんたのせい!」」」

「そんなにショックだったのかな?仕方ない、世話が掛かるなー。」
そういうと、コンラートはヴォルフラムの着替えに掛かろうとする。

「わーー隊長待って!ここでは。」
「あ、そうか、すいませんが、陛下に猊下後ろ向いてもらえます?」

「いや、隊長、そうじゃなくって〜」
「それと、ヨザック、グウェンを頼む。」
「えぇvv‥はぁい!お任せを!!」

止めに入ろうとしたヨザックではあったが、コンラートの台詞に嬉々揚々としたがった!

「「グリエちゃん…」」

おもわず、がっくりと肩を落とす双黒ズ・・・やはり、こいつら幼馴染だ。
結局、二人は息を吹き返した頃には、すっかり着替えさせられていて、余りの事に再び魂を
飛ばしちまったトサ。







2009年11月23日UP
書いておいて忘れちた物。かなり開きましたが、シャッフルの番外編です。