お兄ちゃんで!遊ぼう 2
(ひじりさんに捧げるグウェンいじめ)





「グ・ウ・ェ・ン♪」
 ふ〜〜3

「うぉぁうぁっ!!!」


「なんですか?その反応は?可愛い弟に向かって。」
「い・・いや、可愛い事は可愛いが・・いや・・その、だからといって、真後ろから耳元に
息を吹きかけるなぁ!」

「え〜、面白いのに。」
「面白がるんじゃない!」


「お・や・ぶ・ん
 ふ〜〜〜3


「どぅわぁあ〜!!!」

げいん!!!

「いったぁぁ〜い!何で、グリエの時は、頭叩くんですかぁ?コンラッドの時は、叩かなかったのに」
いや〜〜ん、閣下ったら贔屓だわん。グリエ、泣いちゃう。


「「気色悪い」」

「げぇ!兄弟二人して一緒に言い切ったな!そんな事すると、この前の夜の事、猊下に話しちゃおっと」

「こ・こここのまえというと・・まさか・・」
「そそ、お二人が同衾した日の事デース!」

ままま・まて・・!

「あ〜なんだ、その事か・・話せば?」
「「え!?」」

いいんですか?隊長!

まて、コンラート、こいつは本当に話すぞ!

「はぁ?まぁ、別に平気ですよ。」

なに!?


「あれ・・? グウェンは、俺とのコト・・・話されちゃイヤ?」
「え・・そ・・それは・・」

くいっと、グウェンダルの袖を掴むと、上目遣いで聞いてくるコンラート・・。

か・・かわいい!!!


「ねぇ?イヤ?・・・・デスカ?」
「コンラート・・・・・・・。」

(うわぁ〜、隊長。その顔はまずいです!可愛いもの好きの閣下の、ど真ん中ストライクです!)
ヨザックは、わたわたとコンラートに信号を送った。
すると・・グウェンダルには見えないように、コンラートからVサイン。
(おんや?何か仕掛ける気ですね。隊長〜。)

しばし、見つめあった後、わかった・・と、グウェンダルは言った。

「グリエ・・言いたければ言うがいい、私は逃げも隠れもしない。」
「グウェン」
「コンラート・・・私は・・」


「あのー、お二人さん、ここ廊下だし、俺がいるんですけど。」


「グウェン・・なに?」
(↑軽くスルー)
「その、私は・・・・」


「もしもし、ちょっと・・?」


「うん・・言って、グウェン。」
(↑しこたまスルー)
「私は・・お前の事を!!!好・・・」



べりっっ!!!



べり??

ふっと気付くと、今にも触れそうなほど近寄った二人の距離は、真ん中に入った少年によって
引き離されていた。


「ぐうぇんだる?いま・・コンラッドに。手を出していませんでしたかぁぁ?」
漆黒の大きな目玉を ギロリン! と、凄ませて見上げるは、当代魔王陛下。

「ぐ・・こぞう!邪魔するな!これは私とコンラートの・・」
「おれと!コンラッドの事なの!・・コンラッド・・何していたの?」
むっとして条件反射で、言い返す有利を、コンラートは嬉しそうに見やった。

(はっは〜〜ん、隊長ったら、此処を陛下が通るのを、知っていた訳だな?)
どうやら、まんまと当て馬に兄を使ったらしい・・相変わらず手段を選ばない男だ。

「何って・・ヨザックに聞いてください。」

しまった、にやついて見ていたら、お鉢がこちらに回ってきてしまった!
(本当に、手段を選ばないやつだよ!アンタはっ!!)

じろり・・

「よざっく?何でアンタもここにいるの?つーか、で・・何してたって?」

可愛い魔王陛下から、超重低音の声が、いやん、マジこわいっす!!

「ひぃ!言います!いいますってばっ!フォンヴォルテール卿が、ウェラー卿に愛の告白を
しようとしてたんですよ!」

「・・・・ほぉぉぉぉ〜〜〜」
言った途端に、周りの温度が一気に下がった、あれぇ?廊下にツララが・・もしかして本当に
気温が下がってます?


いやん、ぼっちゃん・・すっごく こ・わ・い♥


「コンラッドォォ?」
「はい?」

にこにこ・・。

「・・・・・・まさか・・。」
「うん?」
にこにこにこ・・。

「アンタ・・おれのだって事!忘れてないよね?」

パァァァ〜〜〜!!!(←花を散らしたかのような笑顔)

「えぇ!はい!もちろん!」
にっこりにっこりにっこり

「・・だったら・・いいけどさ・・。」
「俺のすべては、ユーリのものだよ。」

「・・うん・・。」
「ヤキモチやいたでしょう?」
「うん、めちゃくちゃ・・」
「大丈夫!だって、俺のユーリへの愛は一遍の曇りすらないですからっ!!」

どきっぱり!


「え・・あれ・・その・・おい?」


「あぁ、グウェン。一つ忠告。酒は、朝になって忘れるほど飲んじゃダメだよ。」
「え・なに?グウェンダル記憶なくすほど飲んだの?」
「えぇ、この前、ヨザと三人で飲んで・・あの時は、グウェン凄かったですよ〜。」
「え?何々?」
凄かったと聞いて、有利は興味を持ったようだ。わくわくとした目で話の続きを促す。


「すっかり酔いがまわって、服ぬいじゃうし(←うそ、コンとヨザで脱がした。)」
「え・ぐうぇんが?」
ぷぷぷっ!何それ!ギュンギュンだけじゃなく、グウェンも?面白そー。

「それに抱きついて離れないので、一緒に寝る羽目になってしまったし(←うそ、薬で寝か
しつけてから、ベットにもぐりこんだ)」
「へーー、ぐうぇんが・・」
・・なにやら、ユーリの目カが面白がっていたのと違う色をたたえ始めた。

「それなのに、朝おきれば、なにも覚えてないし・・それに、一晩中変な格好で寝かされて、
寝違えちゃって腰は痛いわ、体がだるいまで、ちょっと大変でした。」

「腰って寝違え?・なんだとっ!?Σ(〇■o;)!!」
真相(一部捏造)を、聞いて、グウェンダルは驚いた。
が、驚いた事に、引っ掛かりを覚えた人が此処に一人・・・。


「ほーへー、グウェン・・ナニしたと思ったの?」

ピクリピクリと、こめかみが動いているユーリ。

「そ−いえば、さっき愛の告白がどうのって・・。」

「あぁ、それは坊ちゃん!てっきり、弟さんと遣ちゃったと思った閣下がデスネー」
「グリエ!?」

「大丈夫ですよ、陛下、きっぱりすっぱり!お断りするつもりでしたからっ!」
「コンラート!?」

「でも、グウェンに押し倒されたりしたらどーするつもりだったんだよっ!」
「小僧!?」


「いざという時の為に、ヨザもいましたし。」
「あぁ、俺、その為にいたんだ。」
「あぁ、もちろんだ。」
「・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン 。」
「うわぁ〜さすが隊長!実の兄に容赦ないな。」
「・・・・・llllll(-_-;)llllll ずーん。」
「いいんだよ!実の弟に手をだそうと考えた時点で、切っちゃっても!」
「・・・・・・・(゜ロ゜) ヒョオォォ!。」


確かに剣では切られていないが、言葉でバッサリ切られたグウェンダル・・。


その後、暫らくの間、彼の姿を見たものはいなかったという・・。





10月16日UP
え〜、こちらはつつしんで、兄上FANのひじりさんに、捧げマッスル!
おにいちゃんで!(←ここポイント)遊ぼうの2です。とっくに書いてあったのを忘れてました。
最近書いて忘れるパターンが多い。多分、シリアス書いた裏で書いていて忘れてしまったのでは
ないかと?( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(ェ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;;) ほんとに、こんなんでいいのだろうか?

1書いたときも、喜んでいらしたんですが?兄上ファンだよね?ひじりさん?私の扱い↑これよ??