Jam 4 兎になっても



Jam4 兎になっても・・。



「なぁ、ユーリ、だんだんコンラート兎がグッタリしてきたようだが、お前きちんと世話をしているのか?」
ヴルフが心配するのも無理はない、コンラートとヨザックが揃って、毒女の『もにたあ』にされ、兎に
変えられて3日、オレンジの立ち耳兎こと、ヨザックの方は、毛並みの艶もよく、見るからに絶好調で、
今も村田の膝の上で、クッキーを食べさせてもらっている。
それに比べて、有利が世話をしている、茶色のタレ耳兎こと、コンラートは、タレ耳を一層垂らして、
ぐたーと部屋の隅っこに行ってしまい。いくら呼んでも近寄ってこないし、食べ物にも見向きもしない。

「コンうさちゃーん、ホラ、こっちにおいで〜。」
やさしく声をかけてみるが、ピクリとも、反応をよこさない。さすがに、有利も心配になってきた。
「ちなみに、どんな世話の仕方をしているんだ?」
「えーと。」

朝、起きると一緒にロードワーク・その後、一緒にお風呂で汗を流し、朝食、もちろん膝に乗せてご飯を
たべさせて、その後ブラッシングしてから可愛いリボンを選んであげて〜♪

・・そういえば、毎日可愛いリボンをつけているよな。
ヴォルフは、なんとなくわかってきたような気がした。なので、つい、兎になった兄を、可哀相な物を
見る目で見てしまった。


がーん!


弟に哀れまれた〜!こんうさ120パーセントのダメージ!

あと、それから〜、勉強中は、もちろん俺の膝の上で、いい子にしているだろう?お昼を食べさしたら、
一緒に執務室で遊ばせて、おやつを食べて、夕食食べて〜、あと一緒にお風呂に入って、寝るかな〜?

「あぁ、それは構いすぎだね?」
「え?」
「つまり、君といることで、兎にストレスが、かかっているんだよ。」

がーーーん!!! 

「コンラッドが、俺といることでストレス!?」

そんな馬鹿な!

「ユーリ、コンラートは兎なんだぞ。人間の時と同じ距離を走らしたり、その後風呂に入れたりしたら、
体力が持つわけがないだろう!そこにきて、四六時中ユーリにひっ捕まったままなら、ストレスも
かかるに決まっているだろう!」

我が儘プーに、兎の飼育方法について、駄目だしされたー!?

「・・渋谷、兎はストレスで死ぬんだよ。」

ががーーん!

「僕なんて、朝と夜タオルで身体をふいた後、ブラシをかけて、ご飯食べさすくらいだよ。あとは、ヨザが好きにしているし〜。」
はーい!でも、俺は、ケンちゃんと一緒がいいから、付いて回っていますけどね〜。
ぴょんぴょん!跳ねて、ヨザ兎がアピールしている。

たしかに、ヨザックは元気だ。それに比べて、コンラッドは・・・。
「ごめんな、コンラッド、俺やりすぎちゃったんだね?」
ユーリは、ぐったりするコンラート兎を抱きしめると、しょぼんと項垂れた。
すると、コンうさが、たしたしっ!っと、腕を前足で叩くので顔をあげると、兎になっても
優しい目が有利を見つめていた。
大丈夫ですよ、ユーリ・・ね?だから心配しないで?
「コンラッド・・俺!りっぱな飼い主になるからなっ!」

こうして反省した陛下は、極力、兎を構わないようにした。



そして、次の日。




「ユーリ、お前は何をしているんだ!?コンラート兎が昨日にも増して、元気がないじゃないか!?」
コンラート兎は、どよ〜〜んとした暗黒雲を背負って、執務室の隅っこで、壁に向かっていた。
「えぇ〜〜!だって、構うといけないっていうから、昨日からまったく構ってないよ!
ご飯だって、テーブルにおいて食べさせているし、寝るのだってゆっくり眠れるように籠に
入れたし、ちょっとブラッシングの時に触ったくらいだよ。」

「あぁ、それは、ストレスだね!」
村田が、ヨザ兎を撫でながら、さらりと昨日と同じ台詞を吐いた。
「ええぇ!!なんでぇ!?」

「だから、ユーリ。コンラートは兎だと言っただろう!昨日まで構われすぎるくらい構われたのに、
いきなり放り出されては、ストレスがかかるに、決まっているだろう!」

再び、我が儘プーから、兎の扱い方に、駄目出しがでたーー!

「渋谷・・兎さんは構わないと、さびしさで死んじゃうんだよ?」(うそ)


お・・俺にどうしろって言うんだ〜〜〜!



ウェラー卿コンラート・・ウサギになっても面倒な男だ。




おまけ

「程ほどって言葉覚えなよ、渋谷。」
ほんとっすよね〜、このカップルに一番必要な言葉ですよね〜。
「それにくらべて、僕らはバッチリだよね?」
そうですよね〜、ケンちゃん。あ!あのクッキー食べたいな〜。
くいくい、タシタシ
「あ、クッキー?こっちのナッツつきが良いのかい?」
コクコク
「はい、あ〜〜ん。」
あーん
カシカシカシ♪
「美味しいかい?」
コクコク♪
「あ〜よかった、僕の相手が、あんな面倒な兎じゃなくて。」

「いいんだよ!コンうさは、この手のかかる所が可愛いんだから!」

ユーリ・・(じ〜ん)

「よく言うじゃんか!馬鹿な子ほど可愛いって!!」


がーん!

「あぁ!コンうさちゃんが!どうした、コンうさ!いきなり、ぐったりして??」


ウェラー卿コンラート・・やっぱり面倒な男。



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6月20日拍手に掲載
8月1日SSに格納
兎になったコンの話。ヨザックと村田コンビは、楽しんでいるようですが、
コンはかわいいリボンをつけられたりと、かなり不本意な様子です。
生真面目だから、コンうさちゃんってば^^;

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ぴょこぴょこと、廊下を飛び跳ねていくのは、茶色のタレ耳うさぎ。実は飼い主である、有利の元から逃げてきたのだ。

「あれー!?そこに歩いていくのは、ウェラー卿じゃないか?」

ぎっくーーー!!

この声は、猊下?声のしたほうを見ると、有利の親友で大賢者でもある村田健だが、オレンジのたち耳兎を連れていた。
オレンジ兎は、ぴょーん!と彼の腕から飛び降りると、茶兎の所までやってきた。

『よ、たーいちょ!おっは〜。こんな所でどうしたんです?坊ちゃんは一緒じゃないんですか?』
そう、オレンジ兎は、彼の幼馴染のヨザックだ。とある事情で、二人揃ってウサギの姿に変えられてしまっていた。
『・・・実は、ユーリの所から逃げてきた。』
『へ〜〜にげ・・・・・にげてきたぁぁ!?』
コクリと茶兎が頷く。
『また、どうして?』
・・これだ・・といって、コンラートが耳を前足で指した。可愛らしいタレ耳には、耳元に可愛いボンボンが揺れていた。
『あ〜、可愛いですね、ボンボン、俺もほしい〜。』
途端に、ケシケシっ!とコンラート兎の後ろ足キックがオレンジ兎の横っ腹に決まったぁ!
「あ!ウェラー卿!僕のヨザックに何するんだ!?」
大丈夫か?といって、村田がオレンジの兎を抱きかかえる。ついでに、逃げようとした、茶色のタレ耳うさぎも捕獲する。

『離して下さい!猊下〜!』
じたばた!

「何をしている?早く、朝食を食べに行かないか?」
と、そこに、ヴォルフラムが通りかかった。
『ヴォルフ!』
うるうるとした目で、茶色のタレ耳うさぎに見つめられたヴォルフラムは、その可愛さに、うっ!と詰まる。
何だかんだ言っても、あの!グウェンダルの弟だ。可愛いものが存外に好きだったりする。
「だ・・ダイケンジャー、なんだかコンラートが訴えているようだが、何をしたんだ?」
コホンと、小さく咳払いをすると、ヴォルフはコンラート兎を捕まえている村田に聞いた。
「聞いてよ〜、フォンビーレフェルト卿、ウェラー卿がぴょんぴょん廊下を一人で歩いていたから、声かけたらね?
行き成りヨザックを蹴ったんだよぉ?」
「一人でぴょんぴょん?ユーリはどうした?」
ふいっと、コンラートが目をそらす。その時、ヨザックが前足で、村田をたたいて自分に注意をむけると、次に耳を示す。
「何?耳を見ろって?」
言われて見ていれば、茶兎のたれ耳には、可愛いボンボンが飾ってある。キッ!と、コンラートがヨザックを睨んでいる
ところを見ると、喧嘩の原因はこれ??
「なんだ、コンラート?可愛いじゃないか・・?」
つい、ヴォルフラムが本音をポロリといえば!


がーーーん!


という、悲壮な顔となった。兎の悲壮顔・・・ある意味見物だ・・。

行き成り、くったりとしたコンラート兎に、失言したことを気付いたヴォルフラムは、慌てて兎姿の兄をフォローしようとした。
「あぁ、すまない、そうだな、男がボンボンは、うれしくはないだろう。うんうん。今外してあげますから、コンラート兄上。」

ピヨン!とたれ耳がまっすぐ立った。タシタシと前足でヴォルフラムを叩くと、じぃぃ〜とうるうるの目で見上げてくる。

な・・なにやら、凄く期待されているような?なんだ?

「??どうしました?兄上?」

すると、ふるふるっと、っ身体を震わすと、じ〜〜〜んと感動する兎。

「あぁ、兄上って呼ばれて嬉しいらしいよ?結構お手軽だね〜、ウェラー卿は・・。」
『いや、兄弟でお手軽っぽいっすよ、プー閣下もまんざらでもなさ気ですし〜』

可愛い〜!おもわずヴォルフラムは、コンうさの可愛らしさに、内心撃沈した!いそいそと、ボンボンを外してやる。



「あぁ〜!何やっているんだ?折角結んだのにぃぃ〜!」
そこに、飼い主である有利が飛び込んできた。手には、色とりどりのリボン。なるほど、アレから逃げてきたわけね?
「ほら、コンラッド、首と尻尾にも結んであげるから来なさい。」
飼い主が手を伸ばすのに、コンラートは急いで、その手を避けると、ダッ!と、廊下を全力疾走し始めた。
「あぁ、まてーー!」
と、言われて待つアホはいない!当然、コンラートはそのまま走っていってしまう。いくら野球小僧の足でも、断然
兎のほうが早いし、その上、地面すれすれを疾走する相手を捕まえるというのは結構困難だ。

あっという間に、コンラートは庭に出てしまい、そのまま森へと入ってしまった。こうなると、最早探し出すのは、不可能に近い。

「ちっ・・逃げ足の速い!こらーー!コンラッドでてきなさーい!飼い主の言うことは聞くものだぞ!」
「と、いうかさ〜、君、ウェラー卿に完全に嫌がられているし、でてくるわけないんじゃない?」(ヨザを蹴られてご立腹中)

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」

「そもそも、ユーリ。たしかに、コンラートは兎の姿になっているが、中身まで兎じゃないんだぞ、いい加減にしないと、元に
戻ったときに、すっかり嫌われているかもな。」(折角、コンうさと戯れていたのに邪魔されてご立腹中)

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

「でも、まずいね?いくら彼がこの城になれているからといっても、今は兎の姿だし、森には捕食動物も生息しているし、
まさかと思うけど、食べられちゃったりしないだろうね?」
「まてまて!それはまずいぞ!たしかに、我々にどうこうできるような、危険な動物はすんでないが、兎くらいなら
食べるものも・・いる・・な・・。うわっぁあぁ!兄上!コンラート兄上!お願いですから出て来てください!!」

その声に、はっと我に戻った有利。

「コンラッドぉぉ!ごめんなさい、もうしないから出てきてくれ〜!」

しかし、森から兎が出てくる様子はなかった。もしかして・・奥に行ってしまったのでは?
すると、村田の腕に納まっていたヨザックが、ぴょーーん!と抜け出すと、そのまま森へと入っていった。
「あ、ヨザック!だめだ、君も兎なんだよ!?」
その声に、一度だけ振り向くと、目を細めて村田をみつめると、奥へとヨザックも姿を消した。
多分、コンラートを追って行ったのだろう?

「ヨザ・・。」
「ダイケンジャ?」
「・・・・しぶや〜〜ぁぁ?」
ギラリ・・!  と、村田の眼鏡が光った。

「ひぃ!ははははい!」
ぎゃ〜〜、村田さんの背中から、黒いものが出ていますぅ!

「ヨザに、何かあってみろ・・・その時は、二人ともお仕置きだからねぇぇ〜?」
「あぁ、もちろん、コンラートに何か有った時も、お仕置きだぞ、ユーリィィ?」



ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!


各方面に、平謝りの陛下だった。




勢いよく走りすぎて、どうやら森の奥へと来てしまったらしい。コンラートは周りを見渡すも、普段と違う目線の為か?
位置がどの辺りかよく判らない。しかし、よーーく耳を澄ますと、何かが近づいてくる気配が有る。
近くの茂みに隠れると、気配を殺してそちらの様子を伺う・・・。すると?

ピョンピョン!と、飛び出たのは、オレンジの立ち耳兎。

『なんだ、お前か。』
『あ、なんだは無いでしょう?折角、探しにきたのに〜。隊長が、森の奥に行っちゃったから、坊っちゃんと弟さんが
心配していましたぜ?』
『・・・・俺は帰らない・・元に戻るまでここにいる。』
『はぁ〜コンラッドぉ〜?今の自分の姿わかっているのかよ?兎だぜうさぎ!こんな所にいたら、もれなく捕食されちまうぜ?』
『・・お前だって、兎だろう。』
『そ!俺も、肉食獣にみつかれば、エサだね〜。』
のほほんというが、そんな危険を承知で、探しに来たという幼馴染に、ちょっとだけすまないと思うコンラート。
何だかんだ言いつつも、この幼馴染は、面倒見が良いと言うか。酔狂というか?

『・・・すまない、でも・・俺は・・。』
『そんなに、ボンボンが嫌だったのかよ?』
『ちがっ!・・・』
コンラートは、たれた耳を一層垂らして、近くにあった小石を蹴った。その背中からは哀愁が・・。

『ユーリが・・。』
『坊っちゃんが?』
『俺を・・・。』
うんうん?



兎扱いするんだ!



『・・・・・・・・。』
『・・それが、つらくて辛くて・・。』
『・・・・・・・。』

くぅ!と、わなわなと握りこぶしをかざす茶兎。まあるいお手々が可愛らしい・・。

ごふしを握りしめる、コンうさちゃん

『なぁ!酷いと思わないか!?』

って・・力説されても・・・・・・・・うさぎだし・・・。

『朝は、毎朝コンうさちゃん、今日のおりぼんはどれがいいかな〜?って、それはもう、楽しそうに、とっかえひっかえ
色々結ばれて!抵抗すると、すぐ飼い主の言うことを聞けと・・ユーリがそんな人だとは思わなかった!』

興奮して、後ろ足で地団駄を踏むコンラート。スイマセン隊長、土がこっち飛んでくるんでヤメテクレマセン〜?
何だかんだ言っても、コンラートは穴ウサギ系なので、無意識に穴を掘ってしまうらしい。
ヨザックは、野うさぎ系なので、穴は掘らないかわりに、時速60Kと逃げ足は速い。コンラートは、36Kほどなので、
先程も難なく追いつかれてしまったのだ。実はこの姿の場合、野うさぎの方のヨザックのほうが、戦闘能力は高い。
いっそ、殴ってつれて帰るか?とも、思ったが・・いくらなんでも自分も兎。体格差の無いコンラートを連れてはいけまい。

『うーん、俺は、お前と違ってウサギになってよかったしな〜。』
ポリポリと、後ろ足で耳をかきながら、ヨザックは思った事を言う。
『お前・・魔族として自尊心はないのか?』
・・・それに、嫌そうにコンラートが聞き返すが、ヨザックはしなをつくると、くねくねと腰を振りながら。
『え〜〜だってぇ!いつもより健ちゃんお側にいられるんですもの〜。」
と、兎姿でグリエちゃんになる。・・・・気持ち悪いから止めんか!とたんに、コンラートのドロップキック!
『いって〜!いいんだよ、自尊心なんてで、あの人の側にいられなくなるより、いられることを俺は選ぶね!俺は・・
お前らみたいに、いつでも側にいられるわけじゃないからな・・。辞令が出れば、またここからいなくなる。』

はっ!とした。

そうだ、ヨザックは、自分達より、恋人といられる時間は少ない。もしかして、今回の兎騒動も、猊下は本当は
ヨザックと居たいが為に起したのかもしれない。そういえば、いつもなら、憎まれ口を叩いている村田が、今回は
兎になったヨザックを絶えず側において、甲斐甲斐しくも世話を焼いている。
『なんだ・・猊下も素直じゃない・・。」
思わず微笑ましい気分になったが・・・はたっ!と、気付いてはいけないことに気づいてしまった。


・・・となると、俺はコイツのとばっちり??・・・・むか!


『ヨザック?この〜〜バカップルめ〜〜!』
『はい?』
『俺はお前のとばっちりで!』
『わわわ、たんま!何々?隊長?』
行き成り怒り出したコンラートの剣幕に押されて、ヨザックは思わず茂みの中へ飛び込んだ。
それを追って、コンラトも飛び込み、そのまま取っ組み合いの喧嘩が開始されたのであった。




「あれ・・多分この辺だよ?ほら、ヨザックにつけた首輪の発信機が点滅している。」
村田は、手鏡に似た形の受信機を取り出してみせた。
「お前、そんな便利なもの有るなら、最初から出せよ〜。」
「ユーリ、おかげでコンラートたちの居所がわかるんだから文句は言うな、そもそもお前がだな〜!」
「しっ!」
村田が騒ぎ始めた二人を制すと、耳を澄ます。つられて、二人も耳を澄ますと、ガサガサと音が・・。
その音を辿って行くと、不自然に揺れる茂みがある。何がいるか分らないので、そっと三人は近づいて、
茂みをかきわけてみると、コンラート兎の背後から馬乗りになったヨザック兎が・・!


「「「あ!?」」」
『『え?』』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「ななな・・何をしているヨザック?お前、コンラートと無理やり交尾する気か!!」
プーさん、驚きすぎて問題発言!が!内容が内容だけに、有利がすかさず反応した。
「なんだと!ヨザック!コンラッドを襲うなんて、いくら万年発情期でも許せねー!」
『がーん!マ・・万年発情期・・酷い坊っちゃん・・。」
あまりの言葉に、ヨザックはショックで固まった。その間に、有利は呆然としているコンラート兎を抱き上げると、
ぎゅっと抱きしめる。
「大丈夫か、コンラッド?怖かったろうな?」
『はい??えーと???』

「ちょっと、渋谷!ヨザックに何てこというんだよ!ヨザ?」
呼びかけるものの、ヨザックはショックで言葉も無い。これには、流石の村田も怒りに燃えた!
「大体、万年フェロモン垂れ流しのウェラー卿が誘ったんじゃないの?」
村田も売り言葉に買い言葉で、有利に向かって辛辣な言葉を投げた。
『がぁぁん!ま・・まんねんフェロモン垂れ流し・・・酷い・・猊下。』
しかし、打撃を受けたのは、当然コンラートで、彼もまたショックで固まってしまった。
「あぁ、コンラッドが!村田!、いくら本当の事だって、言って言いことと悪いことが有るぞ!」
『!!ユーリ!?』
「そっちが、最初にホントの事とはいえ、失礼なことを言ったんだろう!?」
『!!ケンちゃん!?』

喧々囂々と言い合っていると、真っ白に燃え尽きた兎二人に気付いたヴォルフラムによって止められた。
「いい加減良しないか!よく見てみろ!コンラートとグリエが真っ白になっているじゃないか!」

「うわぁぁ!こんらっど??」
「よざ!しっかり!!?」

流石に、これには二人とも再起に時間がかかった。末の弟から、事のあらましを聞いたグウェンダルに、
陛下と猊下は揃って怒られた。なにせ、相手は眞魔国、小動物の父だ。
「おまえらには、うさたんを飼う資格はなぁぁい!!!」
と、壮絶な雷を落とされ、コンラート兎はヴォルフラムが、ヨザック兎はグウェンダルがそれぞれ引き取った。
そして、陛下と猊下は執務という罰を与えられ、二人が人間に戻るまで会わせては貰えなかったトサ。



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2008/6/28拍手掲載
2008/8/1SSに格納
兎のダメージは甚大です。人間に戻ってからも、暫し使い物にならなかったとか?
しかし、ヴォルフに引き取られたコンラッドは、それなりに楽しそうだけど・・。
グウェンに引き取られたヨザックは、だうだろう?余計ダメージ受けたりして??
それとも、可愛い物好きの上司をからかって遊んだのだろうか??

8月1日 すっかり、格納を忘れていました。Jam 4 兎になっても・・。として兎話3話を
一緒に格納しました。ついでに、うさぎの悪戯書きを1カット追加。